【植物日記】アデニアグラウカとの出会い

たわしです

 

これ知ってる?

めちゃくちゃかわいいよね

このだらしなボディ

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両方とも同じ植物

 

右のやつは剪定ということをしていて、左とかけ離れた姿をしていますが

もともとは左のようになっていました

 

行ってる意味が分かんねぇってことでも

とにかく同じ植物ってことだけ覚えておくといいだろう

 

こいつの名前はアデニアグラウカ

和名:幻蝶カズラ

 

美しい名前だね

 

僕とアデニアグラウカの出会いはインスタグラム

 

それは6月

突然の出来事

どんな日だったかは全く覚えていない

 

その日僕はいつものように何気なくインスタグラムを適当に眺めていた

インスタにおすすめっていうところがあるのだがそこを適当にスクロールしていた

 

「!!」

なにこれ…萌えた

 

ポテッとしたまあるいおなかにかわいい葉っぱ

見た瞬間好きになる

 

植物なのにちっさいおじさんがいる!!

 

これが俗にいうひとめぼれ

 

その瞬間こいつしかいない

僕はそう確信する

 

ビビッと来たよ

 

その時にはすでにいくつか育てている植物はいて

ほかの植物たちには申し訳ないけど

ここまで衝撃を受けたものはいない

 

僕はすぐさまこいつの正体を調べる

 

ありがたいことにその人の投稿には

名前らしきもののハッシュタグが付いていた

 

「アデ…ニアグラウ…カ」

「アデニアグラウカ」

 

どうやらそういう植物らしい

 

しかし、僕は彼がどこにいるか知らなかった

どうしてもこいつが欲しい

 

僕の本能もそういっている

「こいつを手に入れろ」

 

その瞬間どこにいるかわからない彼を手に入れるために

僕の足は自然と動く

 

わかっているのは

植物ってことと名前だけ

どこにいるかわからない彼を見つけ出すのに

 

園芸店をひたすら探すことにした

 

1軒目

「ない…」

 

2軒目

「ないねぇ」

 

そのやり取りを幾度か繰り返すなか

あきらめモードに入る僕

 

しかし5軒目のお店で

「あるよ」

 

それは僕を照らす一筋の光のような希望の言葉

やっと出会えた

 

この言葉に尽きる

UVERクオリア並みに感情がこもる

 

でも、写真で見たやつと何か違う…

そこにいたやつはスリムだった

 

写真で見たやつはおなかの出ている小さなおじさん

僕の目の前にいるやつはガリガリ

 

同一人物…なのか…?!

そう思わずにはいられない僕

 

値段見ると3000円

「高っ!!」

 

そして僕は踵を返しその場を離れ家に戻った

 

しかしあきらめきれない

写真でみた小さいおじさんは幻だったのか

いや、そんなはずはないと自問自答を繰り返す

 

どうしても諦められない

 

埒が明かないのでアデニアグラウカを調べてみることにした

 

そこで知る

こいつ、初めはスリムボディでも水の頻度を抑えることで少しずつデブになっていく

 

そして理想のわがままボディ

 

時間はかかるようだがそんなこと問題ではない

太らせ方さえ知っていればいかようにもなる

 

非常に重要な情報をつかむことに成功した僕は

光速で彼のもとへ

 

しかし、僕が彼を引き取るために

お店へ向かった時にはかなりの日数が経過していた

 

「頼む!まだそこにいてくれ!」

 

僕はそう願いながらお店に向かう

 

お店に到着

 

「いた!!」

 

彼はそこにいた

僕が悶々としている間彼はお店で何も言わずにそこで待っていたのだ

 

すぐさまレジで契約を結ぼうとする

 

ここで問題が起きた

赤っぽい色のやつと緑色のやつがいる

 

僕は困り果てた

 

とりあえずお店の人を捕まえてこいつについて聞いてみる

 

僕「どうやって育てるんですか?」

 

店「これはね~以下略」

 

僕「なるほど、色が違うみたいなんですけどなんか育てるのに違いとかあるんですか?」

 

店「いや、特にそういうのはないよ。でも、赤っぽい方はなかなか見ないから結構珍しいよ」

 「そうはいっても好みがあるから好きなほうを選ぶといいよ、葉っぱも個体差あ」

 

僕「赤にします」 

 

ってことで赤を買って帰る

 

太らせ計画のため早速

水を抑える&強剪定というものを行い準備完了

 

※切ったばかりの画像ありませんでした...

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(2018/7/24撮影)

 

写真で見たものと似てきている

 

それからというものはウキウキが止まらない

初めはヒョロヒョロと思っていた彼もいざ育ててみると

僕の誤解だったみたい

 

まだ小さな彼だけど成長がたのしみ

 

しばらくの間は彼に夢中だった

 

だけどそんなある日こう考えている自分に気づいた

 

「緑も欲しい」

 

でも僕には彼がいる

そんな葛藤の中、導き出した答えが

「両方愛でればええんや」

 

そうすれば、問題ない

 

彼も好きだしこれから出会うであろう君も分け隔てなく育ててあげればいいんだ

 

しかしそうおもったのは9月の頭

 

彼らは秋付近になると休眠の準備を始める

そう、彼らは夏の植物

 

はたして売っているのか…

 

ネットは嫌だ

自分の目で納得のいくおなかの持ち主でなければ認めない

 

きっとかわいがることができないだろう

なんて小さな僕

でもそこは譲ることができない

 

実際に赤色の彼がいたお店へ足を運んでみた

やはりいない

いるにはいるが、でかいおなかのおっさんしかいない

※結構でかいやつもいるだいたい30cmくらいのやつ

 

それから心当たりのある園芸店に足を運ぶがやはり空振り

 

正直諦めた

時期が時期だからきっと来年になってしまうだろう

来年緑色の君に会えればいいや

 

そう自分に言い聞かせて日々過ごしていたそんなときに突然神様は舞い降りた

 

趣味のカメラをするためにある植物園を訪れた

目的はスイレンを撮るため

そう記事にも書いた、あしかがフラワーパーク

 

そこに緑色の君がいるなんて僕は知らない

 

写真を撮り終わった後、ショップがあることに気づいた僕

何気なくフラっと立ち寄ってみる

 

僕がよく通っている園芸店とは異なり

なかなか僕の興味をそそるラインナップの植物たちがいた

 

「これはほしくなっちゃうな」

そう思いながら店内をうろついていると

 

「僕もいるよ」

そういわんばかりに緑色の君たちがいた

しかもたくさん、そしてかなり若い

 

最高

僕は驚きを隠せず立ち止まった

 

しかし、まだ持っていないほかの植物にココロを奪われていた僕はすぐに引き取ることをきめることができなかった

 

まだ持っていない植物を買うか

緑色の君を買うか

 

この二択に迫られた

 

結果として僕は緑色の君を選んだ

理由は素晴らしいポテンシャルのおなかを持った君がいたから

 

来年このレベルのポテンシャルを持っている緑色の君に会えるか

そう自分に問いかけると迷う必要はなかった

 

すぐにレジに持っていき契約を結んだ

ついでに蘇鉄麒麟(ソテツキリン)とかいうパイナップルに似てやがる野郎も一緒に

(ちなみに蘇鉄麒麟はパイナップルコーンともいう)

 

そのポテンシャルの高そうな緑色の君はこれだ

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(9/11現在) 

 

水を減らしてデブらせてやればかなりいいおなかになることが容易に予想できるぜ

 

現在僕が持っている

赤色の彼と緑色の君はまだ僕の期待通りの小さなおじさんではない

 

でもそんなの関係ない

時間をかけて彼らを僕好みにしてやるぜ

 

ちなみに9/11現在の赤色の彼はこんな感じ

小さな森のようになっている

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こいつのポテンシャルが計り知れないゼ

 

あ~かわいい

 

終わり